賃貸の申し込みキャンセル率はどれくらいある？キャンセル料もかかる？

良い物件を見つけて申し込んだが、どうしてもキャンセルしないといけなくなるケースってあったりします。

不動産業界歴10年以上で現役で仕事をしており、不動産屋の店長で宅地建物取引士の資格を保有している僕が悩みを解決します。

それでは解説していきます。

申し込みのキャンセル率は約1～2割

申し込みのキャンセル率はだいたい1～2割程度あります。

何らかの事情でキャンセルしてる人も一定数いるのも事実です。

申し込みをしてキャンセルになる理由

申し込みをキャンセルする理由もいくつか紹介します。

主に上記がよくあるキャンセル理由です。

時期によってもキャンセル率は変わる

時期によってもキャンセル率が変わります。

たとえば繁忙期は引越しする動機が濃い人が多くキャンセル率が下がります。

逆に閑散期は引越しする動機が薄い人が多いためキャンセル率が高くなります。

なので、時期によってキャンセル率は変わります。

2番手で申し込みするのもアリ

先に申し込みが入ってても2番手で受け付けてもらえれば、申し込みするのもアリです。

ただし申し込む前にキャンセルの可能性があるのか、1番手の申し込みの進捗や審査状況を営業マンに聞いてもらいましょう。

このようなことが言われたらチャンスです。

1番手がキャンセルになり、2番手が1番手に繰り上がることができます。

キャンセルするなら早めにする

キャンセルするなら早めにするようにしよう。

キャンセルの連絡をしないと申し込みや契約がどんどん進んでいきます。

キャンセルするときはメールやLINEではなくて、電話で連絡すると誠意が伝わります。

キャンセルになったときは不動産屋に早めに連絡するようにしよう。

契約後にキャンセルはできない

契約後にキャンセルはできないので注意しよう。

契約後とは、契約書に署名・捺印が終わっている状態のことです。

この場合はキャンセルはできず、契約を解約するという形になります。

契約後はキャンセルして後戻りすることはできません。

契約後のキャンセルについては下記記事もご参考ください。

申し込みをしてからキャンセルしてもブラックリストになりません

申し込みをして何らかの理由でキャンセルしてもブラックリストにならないので安心してください。

キャンセルしてもどこの履歴にも残りません。

探してもらった不動産屋や申し込みをしていた管理会社や大家は少し気まずくなるかも知れません。

キャンセルしてもブラックリストにならないので、そこまで気にしなくて大丈夫です。

ブラックリストついては下記記事もご参考ください。

申し込みをしてからキャンセルしてもキャンセル料はかかりません

申し込みをしてからキャンセルしてもキャンセル料は一切かかりません。

ただし、契約前か契約後にキャンセルするかでお金は返ってくるか返ってこないかが決まります。

ここでいう契約とは契約書に署名・捺印していることです。

契約前のキャンセルはお金はかかりませんのでご安心ください。

契約前のキャンセルは申込金や預り金は返金される

申込金や預り金を払っていても、契約前のキャンセルは返金されます。

契約を結ぶ前になるので支払う義務はありません。

なので、契約前にキャンセルになった場合は、支払ったお金を返してもらいましょう。

契約後はお金は返ってこない

契約後は支払ったお金は返ってきません。

契約を結んだ後になるので契約は成立してる状態になります。

契約後のキャンセルは、入居後の解約という扱いになり違約金がかかることがあります。

初めに支払う契約金は一切返ってこないので気をつけよう。

キャンセルしてトラブルになったときの対処法

キャンセルしてトラブルになったら相談するようにしよう。

キャンセルしてお金が返金されないトラブルが非常に多くあります。

相談せずに泣き寝入りすることがないようにしよう。

店舗責任者や本社に相談する

トラブルになったときは店舗の責任者や本社があれば本社に連絡してみましょう。

本社の連絡先は、ネットで調べれば出てきます。

上に話がいけば大事になるので、相談してみると解決に向かう可能性が高いです。

窓口に相談する

不動産屋とトラブルになったときは窓口に相談してみよう。

このようトラブルが起きたら

無料の相談窓口もあるので、相談してみましょう。

【まとめ】

今回は賃貸の申し込みキャンセル率ってどれぐらいかについて解説しました。

申し込みのキャンセル率は約1～2割です。

キャンセル率は時期によっても変わります。

契約書にサインした後にキャンセルしてもお金は返ってきません。

契約に関してトラブルになったときは窓口に相談するのも手です。