- 重要事項説明を受けないで契約ってできる?
- 重要事項説明を受けるタイミングっていつ?
- 重要事項説明を受けるときに注意することってある?
重要事項説明を受けずに契約するのは本当に大丈夫なのか不安になりますよね?
今まで重要事項説明を受けないで賃貸物件を契約してましたって言う人もよくいます。
この記事では、現在不動産業界歴10年以上で現役で仕事をしており、不動産屋の店長で宅地建物取引士の資格を保有している僕が悩みを解決します。
- 重要事項説明を受けずに契約はできない
- 重要事項説明を受けるタイミング
- 重要以降説明を受けるときの注意点
それでは解説していきます。
重要事項説明を受けずに契約することはできない
重要事項説明は必ず借主に説明しなければならないと法律で義務付けられています。
借主に重要事項説明を受けた後でないと契約することができません。
重要事項説明の内容は物件情報や設備内容・契約内容などに関する重要な内容です。
重要事項説明をせずにサインを求める不動産屋もあるので注意するようにしよう。
必ず宅地建物取引士から説明してもらわなければならない
重要事項説明を受けるときは、必ず宅地建物取引士の資格保有者から説明をしてもらいます。
宅地建物取引士は国家資格で、説明を受けるときに顔写真付きの宅地建物取引士証の提示があります。
資格がないと重要事項説明ができないので、説明を受けるときは宅地建物取引士か確認するようにしましょう。
もし重要事項説明をされなかったら?
重要事項説明をされなかったら不動産屋は業務停止処分になる可能性があります。
更に処分中に違反した場合は免許取消処分になることもあります。
重要事項説明がない場合もある
重要事項説明を受けなくてもいい場合もあります。
- 不動産屋を通さず大家と直接契約した場合
- 不動産屋が直接貸主の場合
この場合は重要事項説明はなく、賃貸借契約書のみで契約することができます。
重要事項説明書と賃貸借契約書の違い
重要事項説明書と賃貸借契約書は全くの別物になります。
重要事項説明書は不動産に関する知識のない消費者が、いきなり契約して損害を被らないように事前にするものです。
重要事項説明はサインや捺印をしますが、不動産の取引内容を理解したことで、契約ではあありません。
重要事項説明書と賃貸借契約書は全くの別物になるので覚えておこう。
重要事項説明を受けるタイミング
重要事項説明を受けるタイミングは契約前になります。
先ほども説明しましたが、契約前に不動産に関する知識を十分に理解してから、契約を行います。
重要事項説明はオンラインでもできる
現在は重要事項説明はオンラインでできるようになってます。
パソコンのWEBカメラやスマートフォン、タブレット端末のビデオ通話で重要事項説明が行えます。
不動産屋に行かなくても、重要事項説明を受けることができます。
重要事項説明を受けるときの注意点
重要事項説明を受けるときの注意点を説明します。
- 担当が宅地他物取引士か確認する
- 特約部分はしっかり確認する
- わからないことがあれば質問する
しっかり理解するようにしよう。
担当が宅地他物取引士か確認する
説明する担当者が宅地建物取引士か確認するようにしましょう。
宅地建物取引士は顔写真入りの宅地建物取引士証を提示します。
宅地建物取引士でないものが説明すると宅建業法違反になるので、必ず本人かどうか確認するようにしましょう。
特約部分はしっかり確認する
物件によって特約部分が違うのでしっかり確認するようにしましょう。
物件の取引に関して特約部分は重要なことが記載されています。
- 費用負担に関すること
- 事故物件や心理的瑕疵に関すること
上記以外にも重要な内容が記載されることがあるので、しっかり確認するようにしましょう。
わからないことがあれば質問する
わからないことがあれば、理解できるまで質問しましょう。
わからないまま捺印をすると、同意したものとみなされます。
後からトラブルになることもあるので、わからないことがあれば、質問してしっかり理解するようにしよう。
【まとめ】
今回は重要事項説明を受けないで賃貸物件の契約ができるのかについて解説しました。
結論は重要事項説明は法律で義務付けられています。
契約前に重要事項説明を受けて、不動産に関する知識を十分に理解し、契約後にトラブルを防ぐ役割があります。
重要事項説明は難しい用語が多いですが、わからないことは質問し、しっかり理解して契約するようにしましょう。