知っておこう！敷金・礼金ゼロの物件のメリット・デメリット

僕は不動産屋で働く現役営業マンです。

敷金・礼金を払いたくないという人は多いですが、ちゃんとメリット・デメリットを理解してお部屋を探せるように解説します。

まずは敷金・礼金とはなにか説明します

敷金

敷金とは入居前に預けておくお金です。

家賃の滞納や退去時にお部屋を汚して修繕費が払えなかったら預けた敷金から修繕費引かれます。

退去時にきれいに使って修繕費もなければ、初めに払った敷金は返ってきます。

礼金

礼金は家主に『このお部屋に住ませていただきます』のお礼金です。

礼金は敷金と違って退去時に返ってこないので、なるべく安くおさえたいお金ですね。

敷金・礼金ゼロのメリット・デメリット

初期費用を安くおさえれる

初期費用を安くおさえれることはすごくメリットだと思います。

初期費用が安くなった分、引越し費用や新生活の家具家電の費用にあてれます。

短期違約金の特約が付く

敷金・礼金がゼロの場合は初期費用が安く入居ができる代わりに、入居してすぐに退去すると違約金がかかる特約が付くことがほとんどです。

すぐに退去されると、またお部屋のクリーニング代や他に費用がかかるため、違約金が付きます。

最低でも2年は住めば、違約金はかからないことが多いので、事前に短期解約の特約があれば、確認しておきましょう。

不人気物件の場合がある

敷金・礼金をゼロにするということは、お部屋が空いて、なかなか次の借り手がつかず安くしている場合があります。

なるべく初期費用はかけたくありませんが、人気物件は基本的に敷金・礼金があっても決まります。

敷金・礼金がゼロの物件はしっかり物件や周辺環境を見て、なんで敷金・礼金がゼロなのか聞くようにしよう。

ここが大事！入居者層が悪くなることがある

初期費用が安くなることはいいことだと思いますが、中には訳アリで初期費用がどうしても出せない人や仕事をしていない人、フリーターの人などが入居している可能性があります。

そうゆう人がみんな悪い人だとは言いませんが、入居者層が悪くなる傾向があります。

敷金・礼金ゼロの物件はこうゆう事も考慮してお部屋探しをしましょう。

【まとめ】初期費用を安く抑えてまでも住みたい物件かバランスが大事

敷金・礼金ゼロの物件は初期費用が安く抑えれるのですごくお得です。

確かに安い物件はいいですが、少し初期費用の予算を増やしてみると選べる物件が増えるので、良い物件に巡り会いやすくなります。

ただ単に安い物件だけ見るのではなく、何事もバランスが大事ですね。